10.07.2013

レバノン(ベイルート)


たびログ: ☆☆☆★ 3.6

都市: ベイルート、バールベック(都市と言えば古代都市?)
期間: 2013年9月21日~22日
目的: 3Bをしに。

総括: 戦争と平和の間で、2B。












【1.事前準備・情報収集】

・現地事情
ベイルート。
昔から、街の名前は知っていた。ただそれだけ。


でも、帰国後に、いろいろ調べて、非常に印象的な街であると改めて思いました。

かつてイスラム教とキリスト教で15年にわたる内戦があり、
首都が激戦地になり、廃墟になった悲惨な歴史を持つ国。


グランド・モスク コーラン


今も、そのわだかまりは完全には払しょくし切れていない。
(治安は回復してきているそうですが、いつ再度勃発するかは分からないらしい)


また、隣国のイスラエルから常に脅かされており(今も)これまた首都を空爆されるとか、首都近くまで侵攻されるとか

※イスラエルはレバノンに特別な敵意がある訳ではなく当時、ベイルートにPLO(パレスチナ解放機構)が居たから。
とんだ、とばっちりです。


そういった国内外の異なる事情で、常に情勢が不安定な国。
街中には様々な色の服を着た警備員・兵士が警備・検問している。
(レバノン政府軍、警察、国連軍、地方に行けばその他自衛団などなど)

市民も、平穏な日々を楽しみつつもどこか警戒していて、心から安らげない。そんな印象。


ベイルート・ダウンタウン オープンカーでオシャレな街を疾走。



街中のファッショナブルなモールや高級ブランド街には、
ヨーロッパのスラブ系にも見えるような、髪を金色に染めて半袖半パンのレバノン人(といってもアラブ人のことですが)の富裕層たち。

そんな彼らは、見たところフィリピン系やパキスタン系の家政婦を連れて、彼女らに子供の面倒を見させながら買い物をしており、英語で会話をしている。


その隣には、物乞いのアバヤ(黒いベール)を着たアラブ人の老婦人や子供。
おそらくですが、敬虔な教徒であればあるほど、国の尊厳・宗教という大義のもとに内戦や侵攻に深く参画したのでしょうか。
そして、その内戦や侵攻時に、夫や親が負傷・死亡したから、でしょうか。


今のレバノンの主役となっているのは、
当時、ヨーロッパなど国外に逃げていた富裕層たち。

当時、宗教や国の名誉・大義のために戦っていた人たちは、
いまや今日明日の生活に困っている。

宗教に敬虔な人ほど貧しい。
そんな、印象的な街でした。





そういった事情を知らなくても、百聞は一見にしかず、
身を持って感じることが出来ると思いますが、できれば事前に把握しておきたい。
(お前が言うなって感じかもしれませんが…)

首都で内戦・崩壊や、隣国から首都空爆とか
日本においてあまり信じられないことが現実にあり、それを今も目の当たりにする国。


そういう意味でオススメ、たびログ点数高めです。



・ガイドブック
ヨルダンのページでも書いたが、
地球の歩き方だと、レバノンはヨルダンとシリアと一緒になってる。

地球の歩き方 ペトラ遺跡とヨルダン(※レバノンも有るよ)


まぁ似たりよったり(本当は全然違うが)な感じみたいだし、そんなところ。
むしろ、一冊にまとまってくれてて、お財布的にも、持ち運び的にも感謝。


バールベック


目次に戻る





【2.宿泊・航空券】

・宿
フォーポイント ベルダンを事前に予約。

自身、レバノンの前にヨルダンも寄っていたので
ヨルダンと間違いそうになりましたが、ベルダンで正しいです。
ベルダン通りという大通り沿いにたってるので。

地球の歩き方には載っていないが、
比較的リーズナブルで、綺麗で、立地も良くオススメのホテル。

立地は、ダウンタウンからは離れていて中心ではなく、
また海沿いのリゾート系でもないですが、
空港に近く、コルニーシュ(海岸通り)にも近いので、意外と良い。
(ホテルの前で乗合タクシーを拾って、1000LBP)

乗合タクシーは、近場なら一律1000で行けると思う。


※フォーポイント ベルダンHP


ホテルの内装・部屋は、
シンプルかつちょっとモダンにまとめられていて、こざっぱり良い感じ。





大きいホテルではないので、全体的にこじんまりとして
それが逆に親近感がわく。
なんか「小ぎれいなブティック・ホテル」という表現が、合いそうな感じ。

朝食は食べてない。

ベルダン通り沿いにダウンタウン方面へ、2~300m行くと
スタバとかが入っている小さめのモールがあった。(行ってない)

※このモール、後々調べてみると
「Dunes Centre(デューンズ・センター)」というモールらしく
なんと、ホリディ・インが入っているそうな。

ホリディ・インと聞くと、入るのにちょっと怖いような気もする
(※5.観光の章 参照)





・飛行機(往・復)

まず、入国は、現状ほぼ空路のみかと思います。
北と東を囲むシリアからなんて、もちろん現実的ではないし、南にあるイスラエルからは、危険すぎる。
(レバノン南部は、いつ戦闘・テロが起きるか分からない、一触即発地帯)
西は地中海。


MEA(Mid East Air)という、
なんちゃって中東を名乗ってしまったレバノンのエアラインで行くのが、ベタな手段かな。

MEAのHPで予約可能。(英語)
※MEA HP


ExpediaとかDestiniaとかで取るより、直接HPで取った方が安かった。


入るところは、中東ならドバイ、アブダビ、カタールあたりから。
サウジ方面からも入れるが、そもそもサウジに行くのにハードルが高い。

ヨーロッパの、イタリアやフランスからも入れる。
あとはトルコ。


当方は、イランを経た後に入ったので、変化球でテヘランから。

イラクとシリアの上はたぶん飛べないのか、
トルコ上空を飛んでキプロスの近くまで旋回して入るという、かなりの遠回り。
それでも、2時間強程度。


目次に戻る





【3.入出国・ビザ】

・入出国
ビザ不要。

入国審査で、指紋を取られたり、別室へ連れてかれたりするなどのウワサも聞いていたが、全くなし。ほぼスルー。
夜中なので眠かったのだろうか。

イスラエルの入出国スタンプが無いかどうか程度は、調べられたが。
飛行機を降りて30分程度で解放。

ビザさえあれば、問題なし。スムーズ。
30分も経たずに、空港外へ出れました。




・到着後、空港ATM
到着後、税関を抜けて一般エリアに出ると、
左手のエスカレーターのふもとに、ATMがある。

街中にも、結構至る所に、国際キャッシュカードが使えるATMがある。


目次に戻る






【4.国内移動手段】

都市間は、基本はバスかタクシー。
電車はありません。狭い国なので、飛行機もほぼないと思う(未確認)

バスもあるが、たぶんかなり遅いと思う。
なんせ、レバノンは中東唯一、砂漠がない、山と高原の国。
緑豊かな、豊穣の土地なのです。
古代から文明が発達してきたのも納得。



バールベック 悠久の歴史



ベイルートから郊外に出ようとすると、結構な高低差。
バスなんかだと、全然スピード出せないと思う。

また、検問が至る所にあるので、その都度大いなる休憩を強いられる事になると思う。


なので、時間があまりない人はタクシーが良いのでは。
狭い国なので。高いですが。




空港の到着フロアで、客を降ろしたばかりのボロタクシーを拾い
空港からバールベック、そしてベイルート市街まで戻ってきてもらい150000LBP(ちょうど100USドル)

タクシーの運ちゃんが乗るときに15万でOKといったにも関わらず降ろす時にごねてたが、
「おれは15万と言った、お前もOKと言った」とゴリ押し(というより譲らず)してそれでOK



・空港と市街の間
市街から空港は、ホテルの近く(ユネスコあたり)から
乗合タクシーを捕まえて15分、50000LBP

たぶん、もう少し安く行けるが、度重なるハードネゴに疲れ切って
面倒だったので。


目次に戻る





【特別編.中東のタクシー】

・タクシー
中東のタクシーは、絶対に以下の3ポイントを押さえておいて下さい。
本当に知っとかないと、やばいです。
ぼられます。基本的にナメられてるので。
ということで特別編。


①一人で乗る場合は、基本的にメーターは使わず、事前交渉する。
※空港タクシー(定額のやつ)以外。

地球の歩き方とかガイドブックや各案内には
メーター制を推しているかもしれませんが、絶対だめです。

そうでないと、遠回りにつぐ遠回り、寄り道だらけで法外な値段を要求される。
(そこでキレて、ちょっとしか払わないというのも出来るが避けたい)


ヨルダンで、直線道路で2kmだったので油断してメーターで乗ったが逆方向に行き出して、
「ふざけんな」と怒ったら「タイヤの空気圧がないんだ」とか言い出して、
ガソリンスタンドに停まってタイヤに空気を入れだした。
(多少キレるくらいでは、まったく聞かない効かない)

その通りをUターンしようとしたら、大通りなのでUターンできず
めちゃめちゃ遠回りをすることになり、3,4倍かかった
(降りる際にもキレて、結局2倍程度の料金に下げたが)


以前、ドバイでは、1kmもしない近場をメーターで乗った時なんて、モールの駐車場を2周くらいしてた。
(ふざけんなとキレても、こっちが近道なんだと言って聞かない)



②事前交渉であっても、絶対に合意、そして金額を何度も念押しで確認してから乗る。

中東のタクシーは、本当にハードネゴ。
運ちゃん自分でOKと言ったのに、絶対に譲らない。諦めない。
しまいには逆ギレする。とっつかみ合いもある。ホント疲れる。

一番なにより面倒なのは、英語が通じないこと。
言葉が通じないので、いつまでたっても平行線。
そして理屈が全く通じない。
(例えば、XXまでXX円だったから、同じ距離だから同じ値段だろ、とか)

そういう時は、近くの人を呼んで第三者に介入してもらうのが、ベスト。
空港なら、空港の中に入ってインフォメーションか職員を。
観光地なら、案内係か警備員か。ホテルならもちろんスタッフ。

英語を少しは分かる人を見つける。
しかもその中で、極力「偉そうな(地位が高そうな)人」を。

そして、通訳してもらう。

その人には、あくまで通訳をお願いする。
気を付けないと、そしてつい熱くなっちゃうと、
その第三者と自分が英語で言い合うことになってしまう。

それでは、敵が増えただけ、何のために入ってもらったのかわからない。
そしてたぶん負ける。

なので、あくまで


「トランスレートしてくれ」

と言い、「俺は俺の言い分を、全部お前に伝えた。
これを運ちゃんに伝えてくれ」と言うこと。

すると、第三者の方が、やっぱり理屈が通じるので、
理解してくれてこっちの味方になってくれることの方が多い。

そして運ちゃんと第三者で、現地の言葉で言い合いをしてもらう。
こっちは決して参加せず、傍観。

そうすると、理屈を理解した第三者が理路整然とキレはじめるが、
それでも、運ちゃんはゆずらない場合が多いと思う。

でも、しまいには第三者が怒りめに
「こいつは旅行客だ、大目に見てやれよ、おまえは我々の国のメンツを汚すのか」とか
「おまえはイスラム教徒として、他人に優しくという精神を忘れたのか」とか
「アッラーは、そんなことをお前に求めてないぞ」とか言い出して、
(現地の言葉が分からないので口調から推測)

ついには、運ちゃんが折れる。

中には、それでも折れないヤツもいる。
その時には多少、多めにおまけして払ってやると、しぶしぶ了承する。

極力そんなことはやりたくないが、どうしてもそうなってしまいがち。


それが中東のタクシー。
本当に疲れます。

同じ中東でも、アラビア半島のドバイ、バーレーン、カタールなどは
そんなことはあまりなかったのにな・・・
(たぶん金持ちが多いから、旅行者からガッツリ取ろうという精神が無さめ)



③乗合タクシーの場合は、他の乗客に行先を言って値段を教えてもらう。
基本的に、他の乗客は、現地の人の相場を親切・正直に答えてくれます。

それが一番安全。
あとは、他の人が出してるお札(色・枚数)を注視する。



これら3点を意識していれば、ハードネゴになることはあっても
ぼったくられる可能性は極力低くなると思います。

十分にお気を付けを。


目次に戻る






【5.観光】

まず、押さえておくべきは、レバノンの3Bです。

レバノンで見るべき3つの観光名所の事らしい
間違っても、スリーパーソン(3P)ならぬ、スリーボーイズ(3B)のことではない。


その3Bは以下。
Baalbeck:バールベック
Beirut:ベイルート
Bibros:ビブロス

※いずれもWikiリンクを貼った


この中で、時間の関係で、ビブロスは割愛した。
アルファベットの元になったフェニキア文字を作ったフェニキア人発祥の地なので、
世界の現代文明の発祥地とも言える(言い過ぎか)ので、是非行きたかったが・・・





・バールベック
まずは3Bの1Bめ。




あまり行ったという人を聞かない、知られざる(?)世界遺産。
行った時も、広大な遺跡に観光客は全員で10人くらいしかいなかった。
(なぜかアルメニア人観光客と知り合った)

なので、行く時間帯のオススメとかは特にない。
中東全般的に言えることだが、気候的に昼は暑いので朝か夕方。
それでも、1.5〜2時間有れば十分回れる。






地球の歩き方に載っていたが、夜はライトアップされる時もあるようだ。
(詳細は歩き方を参照あれ)

でも、近場で泊まれる有力な街が無いかも?なので
ベイルートにその日のうちに帰れる時間帯には行きたい。
ベイルートまで2時間をみておけば良い。

なお、ベイルートから郊外に出る道は、基本的に渋滞している。
あとは検問が何回もありまくるので、都度止められることになる。

4.国内移動手段参照


なので、時間は余裕を持って。


バッカス神殿



バッカス神殿。
でかい。これでもジュピター神殿よりも小さいらしい。
そのバッカス神殿ですら、ギリシャのパルテノン神殿より大きいらしい。



バッカス神殿 内部もでかい


それくらい、巨大な遺跡。だと僕も、帰国後に知った。
それくらい知られていないが、実はスゴい遺跡。










・ベイルート(ムハンマド・アル・アミーン・モスク)
3Bの2Bめ。首都ベイルート。
(観光名所が首都って、どういうことだ?とも思いますが…)

そのベイルートでの見どころと言えば、まずモスクかな。






圧巻は、その内部。
新しいということもあり、色鮮やかでゴージャス。




モスク内部もさることながら、
その隣に、聖(セント)ニコラス ギリシャ正教会があります。
その対比が非常に印象的。





キリスト教とイスラム教が併存する街。
そのために、長い間、いがみ合い、戦っていた街。


でも、2008年だったか、モスクの完成時には、
宗教を超えて色々な人が完成式に参列したという。
ここは今度は、平和の象徴になってほしい。

そんな場所です。
なお、トイレは地下にあります。(無料)





・ベイルート(ハリーリ元首相の廟)
ベイルートは、「観光」というより「平和学習」とか
深く考えさせられる街という意味で、非常に魅力的で印象的だと思います。


ここもそう。モスクの横。
元首相の廟としては、あまりにも簡易なテント張り。

ハリーリ元首相は、2005年に暗殺された、内戦後のレバノン復興の立役者。

※Wiki参照


内戦により白紙になったモスク建設において
再開・完成させた、ハリーリ元首相。
完成を見ることが出来なかった、モスクの横に眠る。


利己的だったなどとの批判があるらしいが、
実際に、経済をそこまで明確に立て直せるリーダーは、そういない。

しかも内戦やイスラエル空爆で首都が壊滅し、富裕層は海外に逃げたのに。
(アベノミクスなんかより、何倍もすごいと思う)

現代において、1国の首相が暗殺され、真相がいまだ謎という事態が本当に起こり得るんだということを身を持って知る。
(先進国では、どんなに首相が利己的・横領・汚職していても、暗殺されることは無かろうに)


この国は、惜しい人材を亡くした、と心から思う。

テント内の、ハリーリの笑顔が印象的で泣けてくる。
心から冥福を祈りたくなる、そんな場所。




・ベイルート(ダウンタウン)
かつて、「中東のパリ」と呼ばれた街並みを再現しようと、再開発がすすめられ、綺麗に生まれ変わっています。





確かに、ヨーロッパ風の建物が並び、
シャネルのブティックがあり、
ミニクーパーが路駐していると
パリと言われても信じてしまいそう。



パリの街並み


街中は、本当に優雅でファッショナブル。
斬新すぎる水たばこもあるし、マクドナルドすらオシャレ。


斬新すぎる水たばこ



オシャレなマクドナルド


でも、それだけ。
人の好みによると思うので、あまり強く否定はしませんが、
個人的には「作られた感」があるものに、あまり感動しないので。

ただし、ここが15年にわたるレバノン内戦の主戦場となり、
全て廃墟になったところから、再興してこんだけ綺麗になった
と思うと、非常に感慨深いものがあります。

「がんばってほしい」という思いを強く感じる場所。





・ベイルート(コルニーシュ)
ここは夕方に行くことをオススメします。

断崖の先には地中海。
海岸沿いに並ぶカフェ。
正面の地中海の先に沈む夕日。




後述(7.食事・酒

のカフェに入って、酒でも飲みながらボケーッとするのが、良いです。

タクシーには、「コルニーシュ」と言えば通じ、連れてってくれます。
(ハムラから1000LBP程度なので、ダウンタウンからだと2000LBPだと思う)

でもコルニーシュと言えど広いエリアの事をさすので
適当に「スターバックス」とか「ベイロックカフェ」と言って降りればOK
鳩の岩と言われるものがある、そこらへんがカフェがあります。





・ベイルート(ホリディイン跡)
レバノン内戦の跡、内戦の象徴ともなりつつある、
銃痕が残る建物。ここは壮絶。

※Wiki Travelのベイルートのページ

に写真がある。
それほど、ベイルートの象徴となった建物。


百聞は一見にしかず、その場に立つことでしか
その圧倒的な存在感、心に重くのしかかる陰影は感じられない。

こんなのが、普通に街中にあるのは、ちょっと心居たたまれなくなる。
復興して平和を願いたくなるスポットです。

インターコンチネンタルの横。
ダウンタウンやハムラ、ベイルートスークからでも500mもしない程度。歩いていけます。





・ベイルート(ベイルートスーク)
普通にオシャレで近代的なショッピングモール。
バックパッカーが行くようなところではない。浮きます。

そこの海側。ダウンタウン側から入った場合、まっすぐ下り坂を降りた先。
オシャレなオープンカフェが並ぶエリアがあります。

そこでは、セレブたちがお茶をしてたり、子供連れのファミリーが遊んでいたりします。

でも、その先に、突如現れる、廃墟。これも内戦の痕跡なのでしょうか。
銃痕と言われれば、そうとも思える跡のようなもの見て取れる。




近代的なモールの、そのすぐ隣にこんな廃墟があるとは、これまた居たたまれなくなり、印象的。



目次に戻る






【6.買い物】

・ベイルート(ハムラ)
ベイルートのメインストリートらしい。
夜10時とかでも、人がワンサカいる。
狭い道は渋滞していて、クラクションでうるさい。

ガイドブックではオシャレなカフェとかあるとか書いてるが、そんなにオシャレなカフェが見当たらなかった。
(ダウンタウンのあたりやベイルートスークなどの方がよっぽどオシャレ)

買い物も、ダウンタウンやベイルートスークで十分なのではないかと思う。
なので、行く意味はあんましないと思う。

コルニーシュまで行くついで、行った後についで、であれば良いかと。

コルニーシュからだと、スタバとKFCの間の道を海を背に登っていって
適当に左斜め前に進んでいれば、なんかウルサイエリアに到着する。そこがハムラ。


目次に戻る






【7.食事・酒】

・食事
レバノン料理は美味しいらしい。
でもたべてはいない。唯一食べたのが、後述のカフェでガーリックトースト。
美味しかったです笑



・Bay Rock Cafe / Petite Cafe
ここに限らず、コルニーシュの海岸沿いのカフェでは、酒が飲める。
オススメ。

※Bay Rock Cafe
※Petite Cafe


特に涼しくなった夕方。
地中海に沈む夕日を見ながら、酒を飲むのは、良い感じ。

朕は、長旅の最後、日本に帰る前日にここにたどり着いた。
そういう状況下で、地中海を望みながら、赤く染まった空に想いを馳せる
なかなか最後を飾るにふさわしく、良い感じでした。





酒は、ワインとかもあるけど、レバノンビール・アルマザが飲める。

地元の人は、かなりの高級車(レバノンの人はベンツがお好きだったねー)
で乗りつけてきて、軽い料理と共に、水たばこを吸っていた。

ベイルートのセレブたちは、こういった楽しみ方をするのだと理解。

朕も、日本を代表する一般人として、ここは負けじと
彼らの隣で、ガーリックトーストとレバノンビールを飲んでやった。

値段は、その2品で15000LBPくらい。さすが高い。
日本のオシャレなカフェと同じくらい。
景色と、アルコールに払う値段と考えれば、まぁ仕方が無いか。




・酒
酒は、結構街中のカフェとかレストランとかで飲める。
上述のとおり。


レバノンは、いわゆる「カジュアル・ムスリム」のようだ。

カジュアル・ムスリムとは、肌露出OK、酒OK、女時々OK、など
イスラム戒律が比較的緩い国・土地の風潮のことを言う。

なお、一般用語かは不明。
ドバイ在住の人が「ドバイはカジュアル・ムスリム」と言っていたことに由来する。


グランド・モスク

目次に戻る






【8.夜遊び】

・夜遊び・風俗
「カジュアル・ムスリム笑」なので、あるかもしれない。

中東のパリと言われていたくらいだから
パリの有名な売春街、サンドニ街とかもやっぱりあるのでしょうか。

そして見たところ、フィリピンとかパキスタン系の家政婦とか
出稼ぎ系も多いので、ますますありそう。

んでもって、少しエグい話、長らく内戦をしていたため、ますますありそう。
未亡人とか、親を失い身寄りがなくなった少女とか。

以上は、全て想像です。
でも、そんなことを考えると、さすがに心居たたまれなくなり、行けない。
イスラム圏なので相当なリスクを冒してまで行くかどうか以前に。



目次に戻る



2 件のコメント: