7.02.2012

ロシア(ウラジオストク)


たびログ: ☆☆☆★ 3.5

都市: ウラジオストク
期間: 2012年3月17日~20日
目的: 必要以上に寒い場所になぜ人は住むのかを確認してくる

総括: ものすごくさむくて、ありえないほど近い









【1.事前準備・情報収集】

・ガイドブック
地球の歩き方

は、シベリア版のうち数ページ。てか、シベリアって何なんですか。カバー範囲広すぎ。サッカー日本代表でいうと今野といったところ。
でもウラジオストクピンポイントの情報となると苦しい。地図も合わせて10ページ台。


頼りの「Lonely Planet」も同様。まだこちらは広いけど分厚いからマシ。てか、考えて見ると世界で最も広い範囲をカバーしてる情報誌ですな。
それでもウラジオストクはわずか。ほぼ情報が無いに等しい。(それだけ見どころがないということ)
買う価値はあまりない、地図くらいか。
あとは、ウラジオ街歩き(通称ブラジオと勝手に命名)的なモデルコース紹介があったが、それが少し風刺っぽくて面白かったくらい。
街の中心、ウラジオストク中央駅から歩き出すが、すぐそばにあるレーニン像は「華麗にスルーしよう」みたく書いてあった。


・現地事情
事前情報は特になし。何となく名前を知ってるくらい。
あとはロシアで数少ない不凍港であることくらいと、恐そうな先入観があったくらい。

後日、参考になるサイトを発見したので備忘しておく。(勝手にリンクすみません)
http://www.euras.co.jp/chi_kibetsu_info/vladivostok.htm
http://kosmodemyanskaya.blog.fc2.com/blog-entry-9.html
http://www.geocities.jp/urajionihon/link/index.html
http://zeneca.moe-nifty.com/ahoaho/2009/04/post-bd18.html
http://his.vis.ne.jp/travel/russia/russia40.html



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【2.宿泊&航空券】

・宿
ロシアは宿は期待してはいけない。
政治的事情(?)により、欧米系のホテルが全くなく(あたりまえか)
唯一ある高級(的な)ホテルは、韓国資本の現代(ヒュンダイ)
また、地元ホテルは、基本的にかなりボロい。のにも関わらず鬼のように高い。
使ったホテルはアジムートホテル(旧ウラジオストクホテル)という
ウラジオストク中央駅からほど近い2つ星くらい。

地図上は駅から徒歩5分くらいと立地はかなり便利。
と思いきや、駅から急激な上り坂を5分くらい登ったところにあり、歩くと結構疲れる。
まぁでも駅側にも抜けられ、スポーツ湾側にも抜けられるので便利といえば便利。

あと、概観がすさまじくボロい。というか汚い。
隣に建設がストップした廃墟ビルがあるせいか、なおさらゴースト系の様相を呈している。(女子にはオススメできない)

ロビーだけ、文字通り取ってつけたように改装していてまぁ汚くは無いレベル。
まるで、化粧ベタベタ厚塗りの大阪のおばちゃんみたいだ。

部屋はまぁ普通のボロホテルクラス。
歩くとミシミシ言う木製の床、申し訳程度のシングルベッド、
カラフルで、でも色あせたチープな内装。
イメージ的には西洋諸国の地方都市のYMCAといった感じだ。
唯一シャワーはすぐに熱いお湯が出たのですばらしい。

だが、シングル1名で8000円は高すぎる。
アメリカであれば、これなら2~30ドルなのではないか。

あと、女子は若干気をつけたほうが良いかもしれない。
シマリが鍵がゆるい。
全部屋というわけではないと思うが、ドアの方の施錠部分が若干削れて
壁側と隙間ができて、大いなるのぞき穴の役割を果たしていた。
秘密の花園への入り口はシマリが・・・っとここまでにしておこう。

まぁメンズ一人旅、見られて失うものはないが。
思いっきりドアを押し引きすると、施錠部分がもげて開きそうな感じだった。

ロビーのみではあるが、Wi-fiが無料で使えたことは助かった。
結局いけなかったが、後述サウナのことばかり調べてた。
不埒な回線使用しまくってすまん。

だが、意外に朝食はイケてました。
名ばかりのビュッフェと思いきや、結構品数があり味もまずまず。
しかも、結構ロシアンな感じで黒パンなんかもあった。(おいしくはなかった)
海草が意外とウマかった。

受付のにーちゃんが真っ赤な制服着てダルそうな感じ全開だったのがウケた。
受付で部屋番号を聞くことすら面倒らしく、無反応でスルーだった。
(良いのか?ちゃんと仕事しなさい)

窓側の席からは、スポーツ湾側の凍る海が見えたので良かった。




・航空券

極東ロシアへ行こうとする人が最初にブチあたる問題、それが航空券。
日本からのルートは主に3種類、直行便、韓国経由、中国経由だ。


まず直行便。
成田、新潟、気まぐれにたまに関空から、ウラジオストク航空というぼったくり飛行機がでている。
片道1時間半とかなのに、10万近くして、さらにはアライアンス未加入なのでマイレージが全くつかないというプッチンプーチンなやつだ。
(ロシアとかけて憤慨している様子を文字で表現した。決して某プリンを機内でコンニチハした訳ではない)

速くて楽だけど、オススメしない。
高いということもあるが、機体がボロく古いロシア製のやつだ。
マニアにはよだれダラダラものだが、一般人にはただボロくて若干狭いだけの良いことは全くないやつだ。

また、もう一つの理由は到着時刻。
基本的に深夜(22時くらいだったはず)に現地着が多いはず。
基本的に極寒の国で、基本的に言語が通じない中、基本的にタクシーもろくに無い中、
基本的に空港に降ろされても、基本的にどうしろというのですか。
基本的に困るんだろうと思います。なので、朕は使わなかった。


総合的に見て、韓国経由(大韓航空Korean Air)が良いかと思います。
(中国経由での行き方は詳しく知らない。)

韓国からは1時間半くらい。
韓国を朝イチにでるので、昼に到着するので空港問題もなし。
到着後半日使えるのもよい。
(ウラジオストクなぞ、見所がないので半日あればざっと回れる)


韓国でトランジット泊することになるが、まぁそれはそれで。
日本-韓国は1日何便もあるので、とりあえず韓国に行ってついでにさらっとソウルを回っとけば良いだろう。
(朕は夜着で、ウォーカーヒルカジノで掛け金2万円を4万円に増やして、韓国滞在費を浮かした)

帰りは、連絡がなかなか良く、乗り継ぎ時間2時間弱くらいだったはず。
しかも、ウラジオストクを16時に出て、21時台には日本についたはず、
これまた、現地で半日使える。

さらには、機内食が往復ともに、おいしいビーフストロガノフだった。
大韓航空は、目的地の現地フードを機内食で提供してくれるとは聞いていたが、まさにこのことか。
朕が今回の旅で唯一食した、まともなロシア料理であった。


韓国から日本は豆板醤で辛いカレーだったが、どういうことだ。
カレーは確かに日本の国民的フードだが。
カレーのスパイシーな辛さではなく、チゲ的な辛さとはどういうことだ。
カレーに豆板醤は想像しただけでも合わない、その想像通りの味。まずかった。

航空券の値段は安く、日本-韓国-ウラジオストク往復全部で6.8万くらい。

あとは、面白かったことといえば、ソウルからウラジオストクまで北東へ向けて一直線に飛ぶかと思いきや、往復ともにぐるっと中国上空周りで迂回して飛ぶのである。






なにを「ぐるっ」と迂回しているかというと、そう、あの国です。
将軍様の国の上空は飛べないんだと、ちょっと勉強になった。

いつかは「ぐるっ」とせずに「ふらっ」と行って、現世最高の権力を持つ将軍と、次世代を担う朕の夢の対談を実現したいものです。





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【3.入出国・ビザ関連】

・入国
間違いなく、ロシアの恐ろしさを最も実感するのがビザ。
被害者数もダントツ。

とりあえずコレだけ押さえておけばとりあえず大丈夫。コレだけは押さえておかなければ話にならない。
必須です。

日本での事前の手続きが難しいことに加え、少しでもビザ内容に誤りがあると絶対に入国できず、問答無用で強制送還させられる。

ノービザでの密入国は例外なく出来ませんし、もし万が一出来たとしても見つかったらガチで帰らぬ人になりかねない。


まず、ビザ(観光)を取るステップとしては、
1旅程(滞在日数・滞在都市)確定
2入出国チケット購入
3滞在ホテル予約
4招聘状取得
5ビザ申請
6受領

という感じです。(2012年3月時点)

ビザ取得に直接関係ない1~3をあえて書いているのは、それが決まってないとビザ発行して貰えないから。
社会主義国に多いのですが、外国人は行動を申告しないと入国できない。

私はあなたの国に対し変な行動を取りませんよと宣言する必要がある。
すなわち、行動を国家に監視されているという大げさに言うと”自由を奪われた”状態での旅行なのです。

いわゆる、刑事ドラマの「お前は完全に包囲されている。」というやつだ。


まず、一番大事なところ、ステップ4「招聘状取得」から。
ビザ申請するには、招聘状が必須です。

これは、あなたをロシアに招待します的な、「君を呼んでいる証明書」であり、ロシア政府公認の(ロシア人経営の)旅行会社のみが発行できます。

招聘状だけは、ビザを個人で取ろうが旅行会社に代行依頼しようが旅行会社を通すことが必須です。

その旅行会社に頼む時に、
①ビザ申請を自分でやるか
②代行申請をお願いするかによって前後のステップが変わります。


①ビザ申請を自分で行う場合
1-3を基本は自分で揃え、4招聘状のみを発行してくれる旅行会社を見つけ、5,6で平日日中に2度ロシア大使館まで行かないとダメなので、かなりハードル高いです。
諸手続きを完璧にこなしかつロシア大使館まで行く時間的精神的余裕がある勇者のみ、チャレンジしてみてください。

②基本は代行申請だと思います。(4~6は代行)
先述のロシア旅行専門会社に頼めば、ビザ代+5000円強でやってくれます。
ビザ代は大使館に払うお金、5000円は代行会社の手数料です。

ビザ代は発行に要する時間によって異なり、2週間以上かけてよいのであれば無料ですが、翌日発行などだと1.5万円もします。
(直前で緊急性高い人の足元見るユダヤ商人系システムです。)

頼むときは1~3のどこまで自分でやり、どこまで頼むかは人それぞれです。
ビザ申請までセットのツアーなどでは1~6まで全てお任せ、ビザ申請のみ代行だと、1~3は全部個人アレンジであれば4~6を代行。

でも、大概の代行会社は、ビザ申請代行を依頼するのに少なくとも3ホテル予約くらいは併せてしてね的なスタンスなので、朕も1,2は自分で、3~6は代行してもらいました。

会社自体は、WEBで「ロシア ビザ代行申請」などと検索すれば、Google先生が、ロシア旅行専門の会社を提案してくれると思います。

※ちなみに、申請代行しても旅行会社がビザの内容を間違えたため、そのビザでロシアに飛んだが入国できず即刻帰国した友人もいます。

そういうケースもけっこうあるみたいなので、代行したからといって安心せず、必ずビザに間違いが無いか確認しておくことが重要です。(滞在日数・回数、場所・ホテル、氏名、などなど)






・出国
特になし。街から空港までタクシーで800ルーブル。
ウラジオストク中央駅に並んで待ってるタクシーの運ちゃんと直接交渉。
渋滞なし。

強いて言うなら、韓国経由の場合、韓国・仁川でのトランジットが2時間弱しかないので、出国便は極力前方座席に座り到着後は即刻出る事。

仁川のトランジットゲートは、大混雑。
長蛇の列で、2時間でもあまり余裕が無かった。
オタオタしてると帰国便に乗れない。

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【4.国内移動手段】

・空港から市内
空港のタクシーは到着ゲート出たところに怪しいタクシーが止まってる。
メータータクシーは、黄色と青のセダンだったはず。
その他、アルチョムなどまでバスで行く手段もある。

朕は普段はタクシーは高いのでバスや電車でテキトーに移動するのだが
いくら旅慣れてても、ロシア初心者はおとなしくタクシーでウラジオストク市内まで行くのが無難。

所要40分前後。
タクシーはかなり台数限られているので、多少値段高くても仕方ないかも。
朕は高いから渋ってたらタクシーがいなくなり困った。
バスも全然来ない。

結局、フツーのボロいバンのオヤジに(半ばワザと的な感じで)つかまり、900ルーブルでいってもらった。



・市内から空港
前述の通り、800ルーブル。ウラジオストク中央駅で直接交渉した。
「アエロポルト」とだけ言いながら、「500」と書いた紙を見せまくる。
ふざけんな的に言われますが、まぁ何のことは無い、
何かしら話がまとまり、800くらいになると思います。

駅前から1番だったっけ、空港行きのバスが出てるがかなり本数が少なく(1,2時間に1本)
かつ時間もかかりそうなのでスーパーオススメしない。


・市内移動
ウラジオストク市内は基本歩いて移動可。
なんせ、街が狭すぎる。
ウラジオストク中央駅からスポーツ湾や鷲の巣展望台までも全て徒歩30分圏内。
ただし、坂が多いので距離の割には疲れるが。
あとは冬場だとリアル泣きたくなるくらい手足が冷たくて死にそう。


あとは街の規模に比べ多彩なルートでガンガン走るバスは便利。
歩き疲れた時に載ると良い。一律15ルーブル。





とりあえず分からなくてもВОКЗАЛ(駅。ボクザル)と書かれたバスならいっぱい走ってるので、
乗ればとりあえずはウラジオストク中央駅にたどり着ける。夜10時くらいまでは動いてる。

トロリーバスや路面電車があるとの記載もWEBでちらと見たが、現地では一台も見なかった。
そういうことは良くあるため気にしない。ここでも夏限定かもしれない。









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【5.観光】

ブラブラ歩いて一通り回ったが、その中でも個人的な見どころをピックアップした。

ブラブラ歩いて観光名所は一通り行ったが、その中でも個人的な見どころをピックアップした。
(結果的に、ガイドブックには載っていないところばかりになった)



・岬(冬場)(旅ログ3.9)
ガイドブックには載らない、名所。
ウラジオストクに行った際には、必ず行くべきだと思う。






何ならココだけで十分。


場所は地図で言うと、ウラジオストク中央駅から下(南)のほう、多分市街地図には載ってないと思う。
(日本大使館の方面かも?)

ウラジオストク中心部からバスで20分くらい行ったらあると思う。

朕は、ホテル・プリモーリエの一本スポーツ湾側の一方通行の道のバス停から、
59番か60番かどちらかで行った。どちらの番号のバスでも行けて、いずれも終着までです。


終着は、なんか工事現場というか建設現場というか少し砂っぽい広場っぽい、
そしてバスがいっぱい停留してるところ。

バス停の北側(街側)に、その存在に若干の違和感が漂う、ガンダムみたいな色合いの無機質なマンションが2,3棟あったはず。
(明確なバス停はたぶんありません。そこらへんざっくりです。)

そのバス停降りた後、左手に海を見ながら更に進行方向に100~300mくらい歩くと、岬の先端になんと、ガソリンスタンド。
(なぜこの立地やねーんと手刀で突っ込みたくなるが、ガソリン満載なのでここは手を上げずグッとこらえて大人の対応をしたい。)

そのガソリンスタンドから更に先へ、右に折れる道を少し進むと、圧巻の光景が広がるはず。


海峡。







そして視界のほぼ中央には白壁で赤く丸い屋根の、ザ・灯台。


海流の影響か、海が凍っている(潮の流れが無いor遅い)部分と凍っていない部分(潮の流れがアルor速い)がはっきりとしたコントラスト。

凍っていない部分は、かなり深く澄んだ青・群青と、凍っている部分は白よりも白い純白。

海兵さんのブルーとホワイトの服はこの景色に由来するのかと思うほど。


なんか、漢字で表現すると、文字の色合いとか雰囲気だけだが「清澄白河」って感じ。


シベリアァァ!と叫びたくなる光景です。




・スポーツ湾(冬場)(旅ログ3.8)

どこまでも凍る海。







圧巻。

世界中の僻地礫地を旅してもなかなか感ることのない、生きててよかったと感じた瞬間。


波打ち際から遠く海を越えた向こう岸まで。
波まで、波のまま、固まっている。
流氷どころの騒ぎではない。



そのブ厚さは、車でドライブできるくらい。
もちろん速度制限が無いため、全力で飛ばす何台もの車、リアル「アイスバーン」と化していました。

冬場限定だが、そして寒すぎるが、有無を言わさない凄みがある。


もう、人生で二度と見れないかもしれない、そして二度と踏めないかもしれない、凍る海。

この凍る海を見るために、わざわざ、そしてあえて、極寒の国まで飛行機を乗り継いでやってきた海があった、じゃなくて、やってきたかいがあった。















・シベリア鉄道(3.5)
といっても、夜行で寝台で何泊もかけて乗る、「旅」的なやーつではない。
ローカル普通電車である。
でも同じレールを走っているのだから、シベリア鉄道には違いない。







普通電車といえど、山手線など走ってるのか停まってるのか分からないくらい駅があるやーつではない。
日本で言うと、飛騨高山や下呂温泉を通る高山線ってくらい停まらないかつ山奥なのである。

昔ながらのディーゼル的な車両、3人掛け向かい合わせの席が1車両2列、3×3-通路-3×3のフォーメーションである。


窓の外の極寒の凍る海を見ながら乗客の様々な表情に触れるだけでも楽しい。

窓の外の景色的に、ウラジオストクから郊外へ出るときは左側、帰るときは右側が良い。(左手に海で、途中まで海沿いを走るため)









朕はウラジオストクから小1時間乗ってウゴリナヤという街で下りたが、見事に何もなかったので
再び郊外方面の電車に乗りアルチョムまで行こうと思ったらY字の違う方面の路線に乗ってしまい、
着く駅着く駅何もなく降りるに降りれず、よく分からんところまで行って電車が停まり電気が切られ、危うく凍死するところでした。

それでも運良く命からがら(?)帰ってこれ、結果オーライで楽しかったです。

帰りの電車で言葉が通じないながらも色んな人と触れ合い、ロシア人の優しさが身にしみる鉄道でありました。



最後に、本邦初公開であろうシベリア鉄道・ウラジオストク近郊の路線図を備忘しておく。
左下の一等星がウラジオストク、そこから右斜め上にいってYの分岐点がウゴリナヤである。
ウゴリナヤから右斜め上にちょいといくと、アルチョムです。





シベリア鉄道車内でしか見れない、鉄っちゃんヨダレダラダラものであるので、よい子の鉄っちゃんのみんなはヨダレダラダラで見て欲しい。

(本当は、電車乗り間違えたと気付いた時に必死になって撮ったものなので、備忘になるとか考えてなかった)






・バクロフスキー公園(旅ログ3.2)
公園がメインではなく、公園にある教会がメイン。








この教会、典型的なザ・ロシア正教教会といった感じ。
なんかテキトーな感じで新築したもののようで、由緒正しく歴史あるものではないが故に、綺麗でそれでいて手が込んでいない。

お気軽系教会。

こういうのの方が、写真的には栄えやすい。

場所は、極東大学の横(東)。






グム百貨店の一本アウレツスカヤ通り寄りのちょいと大きめの道を登っていくと、左前に極東大学がある交差点の右前にある。
極東大学の浦塩本願寺跡の仏像とか与謝野晶子碑とかあるところの道側ので通用口出たところ、道挟んで向かい。

そこらへんに極東大学生(もちろんロシアン・ガールズ目当て)が多く、見ているだけで目の保養になる。

ついでに極東大学に入ってブラブラしても目の保養になる。もう一度学生をやるのであれば、間違いなくここに留学したい。



・姉妹都市のゲート(3.0)
秋田とか姉妹都市の名前だけが書かれた巨大ホッチキスの芯みたいなゲートが、姉妹都市分だけ並んでいる公園。










通称:象の公園というらしい。

もちろん象はいない。冬眠中という解釈にしておこう。
見所として取り上げたが、正直そんなに見所ではない。

取り上げた理由としては、最初見つけたときに「何でアキタなんダヨ、しかも「Акита」ってつづり間違ってるやーん、クオリティ低いな~」って思ったけど、よくみるとロシア語で書いてるだけだったという個人的びっくりによるものである。


場所はアウレツスカヤ通りからフォーキン提督通りをスポーツ湾方面へ抜けると通りにぶち当たるがその通り沿い左手どこかだったかな。正確には失念した。


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【6.買い物】

・日用品・食料
クローバーハウス(Clever House)
バスターミナルの前にある、ショッピングモールの地下1Fにあるスーパー。
ウラジオストク中央駅前の通り、アウレツスカヤ通りを大陸側(駅・海を右手に)
に駅からだと5分くらい歩くとあります。セメノフスカヤ通りとの交差点に。

地元の人も使う感じで、小奇麗でなかなか品ぞろえは良い。

朕はここで連日連夜、ビールとキャビアorイクラの缶詰を買って晩飯としていました。






キャビアはフレンチで出てくるような弾けるようなプチプチ感はあまりなく、
ドロドロところどころプチっという感じで、なんだか混沌としている感じ。

イクラも同様の感じで、日本のより1/3くらいのサイズ。
缶詰から直接食したためか、とにかく魚臭く、とにかくしょっぱい。
まぁでもそのしょっぱさが、ビールと合わないことはないという感じ。

ウラジオストク中央駅向かいにもスーパーがあったみたいだが行ってない。
朕は恋人が出来ると一途なのである。



・お土産屋
グム百貨店
いわゆるロシアの高級デパートとのこと、外観は壮麗(ボロい)だが、内部はあまり高級感は無い。
というより、海外でよくある食料品市場の2Fにある家電とか日用品とか売ってるゾーンとか、
地元の人が行くちょっと小さめの汚めのコンプレックスのイメージに近い。







だが、売ってる商品の値段はべらぼうに高い。ふざけてる。

なお、スベトランスカヤ通り沿い、グム百貨店向かいの革命広場に露天市場があるとの情報もあるが、おそらく夏場限定だと思われる。

全くなかった。唯一アイス屋だけががんばっていた。

あとは鷲の巣展望台にもお土産屋があるとの情報もあるが、やはり夏限定。
おまえら全員海の家かと。




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【7.食事・酒】

・食事
上述の通り、レストラン的なところには行かず毎晩ビールとキャビアorイクラ。
昼飯は食べず。朝はホテルのビュッフェ。
他サイトを参考あれ。


・酒
ロシアといえば誰が何と言おうとウォトカだが、
上述の通り、晩飯のキャビアとイクラにはウォトカは絶望的に合わない。
ビールのみしか飲んでいない。

ビール自体はピルスナー系のバランスが取れた感じで意外と旨かった。
銘柄は忘れた。(というより読めない)




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【8.夜遊び】

・今回、諸事情により行けなかったが、これは備忘しておきたい。
なにを隠そう、ロシアンビューティーである。

街をちょっと歩くだけで、モデルさんクラスがごろごろ居る国である。






べき論で、繰り出すべきである。

まず、ロシアと言えばというより、東欧諸国と言えばクラブ(日本のように踊るクラブでも倶楽部でもなく、連れ出しバーみたいな感じ)
かサウナ(ラクーアでもTOKIO松岡系ハッテン場でもなく、ソープ的な感じ)
が多いかと個人的には思います。

ただ、クラブの場合は連れ出して自分のホテルへ宅配便する形になるので
泊まってるホテルがそれなりの時じゃないと、後悔します。

異国でボロい部屋で娼婦と何やってんだろ俺って。しかもたいがい高いが質悪い。
高級ホテルでリッチに遊ぶという「プリティ・ウーマン」スタイルじゃないと。

ウラジオストクそもそも良さげなホテルが無いので、今回はサウナに照準を合わせて
下調べを行っておりました。

まず、サウナはロシア語で「CAYHA」と書いて「カイハ」 と読むらしい。

そして、ロシアのカイハは、団地の中に有るほったて小屋みたいな所から地下に入ったらあったり、看板を出してなかったりするらしい。
要するに、ドラクエで言うと「ほこら」的な、オトナの隠れ家なやつだ。

そのため街を歩いていても、なかなか見つからない。中国みたいに「歓迎光臨」的なものではないのだ。

ロシアという国は、店舗の看板を出さない文化が結構根強いのか(ちょっと前まで看板出す思想はあまり無かったらしい)、分かりにくいというか分からない。ましてや全く読めないロシア語オンリーで英語表記が全く無い。


ただ、事前の下調べで情報があまりに無さ過ぎたこともあり、街について歩いて探す方向に。

昼間に歩いたときに、ホテル・プリモーリエから一本スポーツ湾側の道(岬に向かって一方通行の道)に向かい、道に出て少し岬側に歩いたところに左手にボロ屋敷的な多分サウナと、右手の暖色系色合いのアパート1Fにあった。

ただ、外観はアヤシすぎてとても夜に入る気にはなれない。

あとは、ウラジオストクホテルの地下にもあった。ウラジオストクホテルの玄関に向かって左端駐車場隅の階段を下り右に行くと、右手がちょうどホテルの地下にあたり、そこに
「XXX」とか「Night Club」といった表記(確か英語でこんな感じ)があった。暗くなっていくとノリノリの音楽が漏れてきていたが、中身は不明。

WEB事前情報だと、あとは岬の先端方面に少し行くとあるらしいが、良く知らない。







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4 件のコメント:

  1. 裏痔男11/05/2012

    写真が綺麗。

    一観光客としては合格だが、夜の散歩者としては全然ダメ。
    初訪問だからしかたないか
    サウナは市内に50件以上あるよ。知らないだけ解らないだけ。

    >本邦初公開であろうシベリア鉄道・ウラジオストク近郊の路線図を備忘しておく。

    これはウラジオ駅内にもある。フォートラベルでも2回掲載してたし、みんな知ってるよwww

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  2. とても魅力的な記事でした。
    また遊びに来ます!!

    返信削除
  3. 匿名3/30/2014

    私は5年前にウラジオストクを訪れた。ホテルはプリモーリエ。ロシアはどの建物も入口を入ると屈強なガードマンがいるが、ここも同じ。しかしすぐ仲良くなり、心づけを渡してロシア語で「美しい女性と遊びたい」と書いたメモを渡すと、男同士だからすぐに通じ、彼が手配してくれた。1回目は8人ぐらい自分の部屋に来て、一人を選んだ。2回目は女の子を一人だけ連れてきたがチェンジの必要がないブロンドの美少女だった。二人とも最初はゴム月だったが、途中から外したいと交渉したら承諾してくれたので生でやった。ただし最後は外に出した。(なんとなく) 一人旅なら自分のホテルの方が安心だから次回参考にしてくれ。

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  4. 匿名3/12/2017

    今週末に行きますがアルチョームの発電所跡から岬見て回るの一日じゃ無理そうだと断念してたのに、
    それ+ウゴリナヤまで徘徊達成しててワロタましたw

    実にいい記事と写真です

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